2009年4月21日火曜日

おぼろ池川(2005-7-6)


前回のいきいき河川調査「おぼろ池川」の報告を任された。私の住んでいる滋賀里の近くを流れる川である。報告をまとめるにあたり、再度、調査にでかけた。おぼろ池を知りたく唐崎市民センターへいくも資料なし。川をたどっていくうちに地元の小嶋さん(滋賀里の地の人は小嶋、白子姓が多い)に会う。おぼろ池川について話を聴く。自衛隊の射撃場の上に3つの灌漑用のため池(おぼろ池、山田池、どんでん池)があり今は土砂で埋まっている。おぼろ池は村池として親しまれていたという。3つの池から流れ出た水路は農業用水としてまわりの田んぼに水を供給して最後は河口近くでひとつの小河川になってびわ湖にたどり着く。自衛隊射撃場の造成のときに川が改修されそのときに河口付近のおぼろ池川も100mほど南にふられたとのことである。改修当時の状況からして河川はすべて3面コンクリート張り構造である。今回の河川改修は唐崎小学校正門前から下流側、びわ湖河口区間までである。現在、そこは魚が生息している唯一の区間でもある。わたしがこの地にきたのが20年前、ホタルがその頃は乱舞していた。が、今は皆無である。今回の河川改修では自然環境の改善に配慮することを切に望む。写真は赤塚の明神さんとして地元の人に親しまれている倭(しどり)神社。旧北国街道に面しており、近くをおぼろ池川が流れる。5世紀前半の古墳跡にある神社は樹齢400年のケヤキ、250年のクスノキの大木があり、由緒ある神社。

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