平成21年6月度ウォーキング
6月度のウォーキングは今春の大山崎サントリー工場の見学に引き続いてのサントリー京都ビール工場見学です。
より大きな地図で おやじのたまり場6月ウォーク(090617) を表示
たまり場会員13名はJR島本駅に10時半に集合しました。駅に隣接した公園、国指定史跡 桜井駅跡(楠木正成伝承地)を見学します。
駅」とは大化の改新以降、幹線道路に30里ごとに設けられた馬など旅に必要なものを備えていた施設です。くすの木のしげった公園には、楠木正成・正行父子の像があり、今では耳にしない「滅私奉公」の言葉(近衛文麿公爵の書)が刻まれています。
次は西国街道を北上して水無瀬神宮に向かいます。
「西国街道」はもとは7街道の最主要街道「山陽道」であり、北陸道が近世で「北国街道」(西近江路)と呼ばれているのと同じ。
水無瀬神宮に到着(11:00)
多くの人が水汲みに並んでいます。「離宮の水」として全国名水百選に選ばれています。地下水が湧き出てるとありますが、周囲の状況からしてどうなんでしょうか?
私は土地勘、下調べもなく、ただ、付いていくだけです。水無瀬河緑地公園で早い昼食(11:30)をとり、昼からの「ビールの試飲」に備えます。
JR山崎駅そばにある離宮八幡宮(12:30)を見学
天王山を左に経てサントリー京都ビール工場に到着。(13:30)
原料~仕込み~発酵~貯酒~ろ過~缶、びん詰めライン~試飲といったコースでおよそ70分前後です。
でんぷんやタンパク質を多く含み、まるまる太った粒選りの麦とビールの魂と言われるホップ。原料として使われるのは受粉前の雌株が持つ毬花(きゅうか)だそうで、その中のルプリンという粉がビールに独特の香りや苦み、泡立ちを加えています。その香りをかかしてもらいました。
麦のうまさとホップの香りを最大限に引き出す天然水として天王山・京都西山水系の水を地下深くからくみ上げているとのことです。
麦芽を粉砕して天然水を加えて適度な温度にすると酵素の働きで、麦芽の中のでんぷんが糖に分解されます。そこにホップを加えて煮沸して麦汁を作ります。発酵を終えた直後は、味が荒々しいため2~3週間かけて熟成します。0度に温度調節されたタンクの中で、じっくりとビールに炭酸ガスがとけ込み、まろやかになってきます。
熟成での沈殿物や役目を終えた酵母を取り除きます。
缶、樽、瓶詰め工程です。すべて自動でスピードが速くてカメラのシャター速度では追いつけません。
製造工程の見学が終わるとバスに乗ってゲストルームへ案内されます。
まずおつまみをいただいて
若い女の子に注いでもらって、顔のほころびを抑えて
おやじのたまり場13名は二つの席を陣取ります。
プロが入れてくれた出来立てのビール。クリーミーな泡、ソフトで口当たりのよい味わいは、以前いただいているもの(最近は発泡酒です)と同じとは思えない味でした。
私は2杯の人の分をまわしていただいて、?杯をいただきました。
ここで試飲と美味しく飲むビールの注ぎ方を教えてくれます。ビールをグラス3分の1くらいまで勢いよく注ぎ、少し泡が落ち着いてから炭酸ガスを逃さないように注ごのだそうです。ビールと泡が「7:3」がベスト。
工場見学後はシャトルバスでJR長岡京へ。
のどこしのよいビールをいただき、ほどよい疲れと気分で家路に就きました。(4時40分、万歩計16,300歩)